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  • 執筆者の写真小宮山剛

2019年6月 椎葉

6月は、僕が椎葉に住みはじめてから3か月目の月。普段から湿気の多い椎葉での梅雨は心配だったけれど、今思えばそれほどに雨に悩まされることもなかったのではないかと思う。そういうものなのだ。「あそこは湿気が多いから梅雨は大変だ」だとか、「西海岸は乾燥しているから過ごしやすい」だとか、「あそこの店の女の子が可愛いからきっとオムレツも旨いはずだ」とか、そういう類の戯言ほどに不確かなものはない、という確かな経験則に基づいて僕は生きてきた。


さぁ、写真に沿って振り返ろう。



6月1日の写真はいきなり蛍である。なんにも映っていない蛍である。写真がへたくそである。そういえば『ノルウェイの森』の基になった短編が「蛍」であることを知ったのもこの頃かもしれない。


ご覧いただけるだろうか?かろうじて浮遊感のあるこの緑色の魂のようなものが、蛍である。福岡は宮若市でのことだった。


そして蛍で清められた目を、いきなりバーガーで撲殺しているから困りものである。福岡のGRATEFUL'Sさんでのこと。美味であった。この頃僕は「椎葉にきてすごく痩せたんですよ~」みたいなことを言って調子にのっていた。そうして12月、見事に体重は再増加するのである。


6月6日には宮崎県内の図書館めぐりをしていた。『りんたろうといのちの種』を寄贈してまわるというなかなか面白い行脚で、このおかげで川南町立図書館や宮崎県立図書館、その他現在もお世話になっている図書館員の方々とお会いすることができた。行脚というものは大切である。なにより楽しい。


図書館司書学習のための参考書を多々借りにいった宮崎県立図書館へ初めてお伺いしたのも、6月のことだった。


6月はLocal Write Shiibaの皆さんがいらっしゃいました。この写真はなんだか一人誰にも相手されていないみたいである。皆さん「仙人の棚田」の風景に夢中なのである。それだけである。


かたつむりが休んでいるのを邪魔したり・・・。


満面の笑みを浮かべたり


ミツバチが働いているのを邪魔したりしていると・・・。


飛んだ!!(笑)


この頃「クリエィティブ司書としてどうあるべきか・・・」という想念をイラストと化したのがこの絵である。即断で却下した。クリエイティブにすぎる。


そしてちゃんと始めたのが、別途ブログでも毎月更新している「クリエィティブ司書文庫」である。本と本とが当たり前でない接着剤で有機的につながる瞬間を演出し、新たな発見をお手伝いする。そんな心持ちや、僕の好きな本を紹介したいという思いから始めたこの取り組み。なかなかに楽しい。初回は、ただ本の外装の色だけで収集してみた「青い本」。そのまんまである。


そして何より、6月26日は我らがつばめ殿がカテリエテレワークセンターに営巣を始めた。この様子は別の記事にて紹介しているので、詳しくはそちらを参照されたい。2019年の12月、彼らが旅立って半年が経とうとしている今も、僕はたまに、空になった彼らの巣を見上げてこころのなかで呼びかけてしまう。


不審な人も現れたりした(スルメを食べる上野氏。スルメがくさいので室内で食べないように心掛けているそうだ)


そして、後に「大成功」となるふるさと甲子園の準備が始まったのも6月であった。詳しくは8月の振り返りで書き綴ることにするが、準備の成果があったフェスティバルであった。


そして6月30日、僕はラーメン「黒亭」を熊本で食べている。これは動かぬ証拠である。この記事を書いている12月、こうした1枚1枚のグルメ記録を、僕は喜ぶとも悔いるともない曖昧な心持で眺めている。まぁ、とにかくうまかった。



 

以上のような性急な振り返りではあるけれど、これが僕の2019年6月である。いよいよ年末になって振り返ることになってしまったが、半年後のご報告となってしまったことをお詫びしつつ、すぐさま7月の振り返りに移りたい。

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